2012.03.05
自立支援法訴訟の元原告の小山冨士夫です。
ぼくは、奈良のひとりの原告として、「約束がちがう」と国に怒っています。
合意文書をつくったのに、あれはウソか。
長妻大臣は、自立支援法を廃止します、と言いました。
厚生労働省の広い講堂(こうどう)で、頭を下げて、ちゃんと廃止しますと言っていました。
応益負担はやめます、といいました。
それだから、ぼくは、裁判を終わりにしました。
なのに、今になって、自立支援法はなくならないとは、どういうことですか?
民主党はもう信用ができません。
応益負担のしくみはそのまんまです。
「すたぁと」にも応益負担を払っている人は、何人もいます。
それと、「ひだまり」の人も無年金で困っているので何とかしたいです。
奈良地裁の裁判長も、合意文書のことをちゃんと、確認して、最後、和解したはずです。
裁判官も あいだ にはいっているのに、国が、約束を破ったらどうなるのですか?
そんなことできるんですか?
ぼくたちは、どうしていったらいいのですか?
もう一回提訴して国を訴えたいです。
僕は、エネルギーを使って全国の仲間たちと裁判したのに、
国は約束を破ってしまったのです。
何で障害者だけがこんなに苦しまなければならないんですか。
最近も障害者の事件がいっぱい起こっています。
奈良でも年をとった母親が、障害者の娘を介護できなくなっておこった事件がありました。
国は障害者と健常者との人権を差別しているのか、
こういう不幸な事件が起きているのか、こわいと思います。
国は、障害者の命を守るために、障害者のための、
安心して暮らせるような法律にしてください。
お願いします。
障害者自立支援法違憲訴訟 元原告 小山 冨士夫