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２０１０年６月５日、奈良県内では最後となる「ふるさとをください」の上映会が、吉田病院でありました。
本番までに何度か打ち合わせを重ね、その中でより多くの人に観て欲しいとの思いから、奈良市内にある精神科の診療所を訪ねることにしました。訪問当日、ポスターとチラシを手に一軒一軒、回りました。突撃の訪問でしたが、今回の映画の主旨に賛同して下さり、ポスターやチラシを置いてくれました。
当日、来場者は３０名くらいかなと予想していたのが、当日券を買う人であふれ、７０名を超える来場者数でした。アンケートも熱心に書いていただき、「ふるさとを分けてほしい」という所長のコメントが印象的だったという声や、少しでも自分にできる支援を行いたいといった声がきかれました。
今回、ふるさとをくださいの上映会に携わり、「きょうされん」とは何か、この映画に流れるメッセージは何かといった根本を問い直せるきっかけになったと思います。また映画を通して、繋がりが産まれ、今後の運動に活かせる手応えを感じました。
