2012.11.09
本日、奈良県障害者福祉連合協議会が奈良県に対して統一要望書を提出しました。
きょうされん奈良支部も団体としての要望書をあわせて提出しました。
要望項目は、以下の通りです。
要 望 書
I 国に対する要望事項について
1 障害者総合支援法については、附則第3条にある9項目を「総合福祉部会の骨格提言」を尊重して、確実に検討し、見直してください。
(1)地域生活を送るための支援にかかる費用は、原則無料にしてください。実費負担の軽減措置を国に働きかけてください。
②障害程度区分に基づく支給決定については、障害者本人のニーズに応じた支給に改めるよう早期に見直しをしてください。
2 障害者差別禁止法制定に際しては、障害者政策委員会の差別禁止部会の意見書を尊重して下さい。
3 障害者関連予算については、先進国の平均レベルまで拡充してください。
Ⅱ 奈良県に対する要望事項について
1 奈良県障害者施策推進協議会に、障害当事者を参加させてください。また、身体、知的、精神以外の障害者にも開かれたものとし、奈良における地域生活に関する実態調査を行ってください。
2 奈良県に障害者差別禁止条例を制定してください。
3 奈良県独自の利用者負担軽減措置を行ってください。
4 障害者事業所に対する官公需の優先発注に力を入れてください。奈良県や市町村で障害者の雇用を積極的にすすめてください。
5 グループホーム、ケアホームの開設に関わっては、地元の反対への対応等、行政として積極的に関わり対応してください。また、県営住宅の活用がすすむよう条件整備等を行ってください。
6 障害者の制度利用を適切に支援できるよう、相談体制や機能を充実させ、実態にあった制度利用が出来るよう地域の資源を増やしてください。
7 地域生活支援事業における市町村格差について実態を把握し、是正に向けての対策を講じてください。
8 福祉現場で働く職員に対する人件費補助制度等の整備・拡充など、人材確保・育成のための積極的なてだてをとってください。
9 精神障害者保健福祉手帳所持者も『心身障害者医療費助成事業』の適用対象にしてください。
10 災害時要援護者支援計画の策定を急ぎ、福祉避難所の拡充、燃料・食料の備蓄等の条件整備を進めてください。