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― 全国各地から164名の参加 ―
2012年11月30日(土)から12月1日(日)の2日間にわたり、神戸市にある「しあわせの村」を会場に第5回利用者学習
交流会が開かれました。全国各地から164名の参加があり、熱気に包まれた会でした。奈良支部の利用者部会「あかつき」からは、4名の利用者とスタッフ1名が参加しました。内容は、2日間に渡って盛りだくさんでした。
― 学習交流会1日目 -
一日目は、「総合支援法でどうかわる、わたしたちのくらし」と題して、兵庫支部の松本多仁子さんを講師にお話をききました。また、東日本大震災のことや消費税増税によってどうなるかや利用者部会のビジョン作りなど、たくさん勉強をしました。その中で分かったことは、総合支援法では、みんなが地域で当たり前の生活をしていくには、全然足
りないということでした。そして法律を使うのはみんなであるから、勉強してこの法律はおかしいと声を上げることが大事だということを学びました。また東日本大震災のことを忘れない、大きな災害があってもみんなが無事に避難できるような体制作りが必要だと学びました。そして消費税は、収入が少ない人ほど負担が大きいこと、作業所の商品も材料費が高くなり、売るのが難しく、その分、給料が下がる可能性があることも分かりました。ビジョン作りでは、どんな社会になったらいいかをみんなで出し合いました。
― 奈良からも全国に向けて発表 -
奈良からも手を挙げて発表しました。発達障がいのいいところを活かして就労したい、もっと発達障がいに理解のある社会になってほしいという発表でした。たくさん学んだ後は、夕食交流会に参加し、たくさん食べて、笑い、楽しい時間を過ごしました。
― 学習交流会2日目 -
2日目は、全国利用者部会のビジョン作りの話し合いに参加しました。ビジョンを作っていくには、みんなが声を出す
ことが大切です。そして利用者部会の役割は、一人ひとりの願いを集め、社会へ伝えることだと学びました。
今回、参加したあかつきのみんなの感想は、「東日本大震災の話を聞けたことと裁判をした仲間と会えて良かった」「消費税があがると生活が苦しくなることが分かった」「ビジョン作りは声を届ける場になるから、みんなのためによいことなんだな」「東日本大震災の話が聞けて良かった」ということが挙がりました。また今後に活かしたいこととして、「ビジョン作りをしたい」「この2日間で聞いたことを伝えて話し合いたい」「東日本大震災の教訓を近畿でも活かせたら」ということが挙がりました。
心なしか、みんなの顔つきが行く前と帰りでは、変わったように感じました。今回、参加して学び感じたことは、あかつきの財産になるとみんなの顔つきから感じました。(山田歩)
☆ビジョン2017づくりとは・・・☆
全国や支部で今後5年間で、(1)きょうされん運動を地域でどのように発展させていくのか、②情勢に対してどのように働きかけていくのかなどの計画作りのことです。