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5月28日、東京の戸山サンライズできょうされん第37回全国総会が行われました。全国から選ばれた代議員は総数150名、内利用者代議員は40名。当日は介助者、オブザーバー含め255名が参加しました。発言数は115本(分散会での発言含む)。6時間にわたる長丁場でしたが、障害者施策をめぐる厳しい動向を共有し合い、「きょうされんの新たな結集軸」として、今後15年から20年の運動スローガン『あたりまえに働き、えらべるくらしを~障害者権利条約を地域のすみずみに~』を決定しました。また、新たな運動の拠点として、きょうされん事務所移転を行い、2年間かけてその募金活動に取り組むことになりました。国際委員会も新たに立ち上げます。今年度の運動の柱は、何と言っても権利条約批准元年にふさわしい要求運動です。安永健太さんのお父さまも特別発言に立たれ、控訴審支援を心から訴えられました。が、精神病棟転換問題や、介護保険優先問題など、権利条約に逆らう動きに対して機敏に反撃し、地域で実態調査や自治体に向けての要望活動を旺盛に繰り広げることが求められています。総会の後、埼玉の参加者と一緒に晩御飯を食べ交流。参加した平尾明日香さんも「難しかったけど、いろんな人と名刺交換できたし、障害者の問題を勉強できた」と感想を伝えてくれました。
黄色の代議員証をかかげ、「反対、保留、賛成」の順に議案の採決が行われます。すべての議案が承認されました。
(小針 康子)