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3月19日、奈良教育大学で地域フォーラム・奈良が開催されました。主催は「障がい者制度の改革を推進する地域フォーラム・奈良実行委員会」・日本障害者フォーラムであり、協力が内閣府でした。きょうされん奈良支部を事務局に33団体が結集しての大規模なフォーラムとなりました。
まず、東北関東大震災の被害に合われた方への黙祷がなされました。フォーラムは荒井正吾奈良県知事の挨拶、基調報告は藤井克徳氏(障害者制度改革推進会議議長代理・JDF感じ会議長・きょうされん常任理事)、基調講演は佐藤久男氏(総合福祉部会長・日本社会事業大学教授)が講演されました。その後、奈良からの提言として、障害分野を超えて当事者及び障害者支援団体から6人の代表が日々感じている制度等への要望を述べられました。
藤井克徳氏と佐藤久夫氏からは推進会議や障害者総合福祉法の目指すものが話されました。どちらも、障害者が自身の尊厳を持った自立した生活が営めるとこが重要であり、障害者の権利は特別な権利でなく人が人として暮らすための当たり前の権利であること、が話されました。
奈良からの提言では、一人の持ち時間が短かったのですが、その分凝縮された内容になっていました。
当日参加者は、350人以上でした。障害を持つ人たちの、また障害を持つ人たちへの「普通の暮らしをする権利」を理解し行動しようとする気持ちが伝わってきました。
最後に、「すべての人が、人として尊重される社会を実現し、障害のある人たちがその一員として社会参加し、精一杯の生を輝かせて人生を送れるように」という熱い思いのこもった大会アピールが採択されました。
また、今大会において、多くの募金・災害義援金をいただきました。深く御礼申し上げます。