・・・新たな試みとして、今回から書籍紹介コーナーを設けました。第1回でご紹介するのは、
『共同作業所のこころと実践』 立岡晄著
滋賀県にある社会福祉法人ひかり福祉会の一作業所時代から社会福祉法人に至るまでの利用者と家族と職員一体で活動記録です。
この著書を読むと、障がい者福祉の業種に就てる方で一度は聞いたことのある、滋賀県で起こった、作業所強制競売で10年間戦ってきた記録や、30年間にも渡るひかり園で行ってきた実践方法などがわかると思います。
また私自身、彼らの生活を応援しよう!の思いで仕事していましたが、事業所の激務に追われ、思いが薄れていく中でこの本を読み『どのような障がいを持つ方たちも、未来は広く拓けているんだ!みんなでがんばろう!』という立岡さんの熱い思いが私の薄れていく心に昔の気持ちを思い出させてくれたように感じました。
とても読みやすく文字の大きさを大きくし、1ページ内の文字数も少なく、なおかつ理解しやすく書かれていたのには驚きで読み始めたら止まらなくなるほどでした。
もっと多くの皆様に読んでほしい好著です。(ほっとはーと 前 史範)