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100人の演奏者によるハンドベルコンサートを皮切りに、平成23年10月22日23日両日、『第34回きょうされん全国大会inしが』が開催されました。全国から約2500人の参加者が、琵琶湖のほとりに位置する、びわ湖ホールに集まりました。窓が大きく明るいホールでは各地の自主製品販売コーナーやギャラリーが設けられ、多くの人で賑わいました。
藤井克典氏からの基調報告に続き、記念講演は『もののけ姫』のテーマ曲を歌う米良美一氏。「生きながら生まれ変わる」というテーマで、ご自身の抱える障がいと体験を振り返り、ものの捉え方や考え方を変えることで拓けた人生観についてご講演いただきました。
参加者は、その後分科会に向かいます。22の部類に分けられた分科会は、それぞれ発達保障、生活相談、就労支援についての講演、地域性を活かした取り組みや国際的なソーシャルファームについてのレポート、また滋賀観光ツアーなどが用意されていました。私は『地域・ネットワーク』の分科会に参加し、地域の結びつきから培ってきた作業所のとりくみや、現在も地域とつながることで、作業所、そして地域自体が発展していく可能性について学びました。
今回の全国大会への参加を通して、施設内の業務だけでは得られない全国各地の取り組みや視点を知る機会になりました。また、全国にこれだけ多くの仲間が居て、共に考えていけるということに希望を抱くことができました。(鍵山奈緒子)