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2月28日(土)、大和郡山市民交流会館で利用者のみなさん向けに「働く」ことを考えるというテーマで学習会を開催しました。(参加者は約50名)
・第1部 利用者のみなさんによる仕事発表(いっぽの家・たむたむ荘・アンダンテ農園・ふきのとう)
点字資料を読みながら手話で発表され、内職の実践では盲聾の障害がありながらスピーディな仕事ぶりに驚かされました。
就労移行事業所とB型事業所を利用しながら、一般就労をめざす方からの発表では、長く仕事を続けるにはグチや相談を言える人が必要と感じているそうです。
また、農業やお菓子作りを通じてできるようになってきたことや将来の目標などが
語られ、TVを買ったことや夢である野菜マイスター、給料アップの話がありました。
・第2部
まずフロアに向けて「お給料以外で得られるものは?」という投げかけがありました。人や社会とつながり、目標(目的)のために皆で協力することや達成した喜びを共有できることが仕事の醍醐味であり、作業所の魅力はそういった中から自信を持ち自立していくことを支援する場所であることを確認しました。
最後に、ディーセントワーク(誇りの持てる労働)を目指す上で大切にしたい視点を5つご紹介します。
(1)働きがいのある給料であること ②自分の持っている力が十分に発揮できる作業があること ③主体的な労働があること ④作業所の中で自分の働きが評価されていること ⑤自分のした作業が社会に役立っていることが実感できていること です。みなさんの職場はいかがですか?利用者、職員、それぞれの立場から振り返ることの大切さを教えられた講演となりました。
(コミュニティワークこッから 杉原郁美)