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「わたしたちは、このような暮らしを楽しんでいます」(三の丸会館)
※40人が参加
これまでグループホームは、数ヵ所見学をさせてもらったことはありましたが、今回のように入居者の方から話を聞くのははじめてでした。みつわ会のグループホームの紹介では、施設長の六十谷さんが入居者の方の言いたいことを引き出しておられ、いい雰囲気を感じました。緩やかなルールの中でのびのび生活されている様子が伝わってきました。本当に居心地がよく生活の場所となっていると思いました。そのためには、職員のチームワークと入居者やGHを支える気持ちと体制が必要なことが、写真を使っての説明を聞きよく分かりました。
今回、いっぽの家を利用されているご家庭の方にも呼びかけをしたところ4家庭8名(利用者3名)の参加を頂きました。参加した利用者さんで、一人で生活している方がおり、家事援助で週に1回ホームヘルプサービスを利用し、お姉さんが週に1回お世話に来られている状況です。普段はグループホームの必要性は、あまり聞かないのですが、年齢が高くなり心配な面があると言われていました。他の利用者の方はまだ若いのですが、ご家族は将来に対する不安を抱えておられ、ご家族が健在な内に安心して暮らせるところを見つけておきたいという気持ちをもっておられるようでした。参加されて、より身近にGHの存在を感じてもらえたのではないかと思います。
「特定非営利活動法人いっぽの会」が「いっぽの家」を設立するときから、ご家族の切実な願いとして、「グループホームをつくって欲しい」と聞いています。しかし、まだ実現できていません。物件を早急に探しGH設立に向けて動き出さなければなりません。
昨今GHの運営について労基署から厳しい指導がされていると聞いていますが、いろんな課題をクリヤーするためには、自助努力だけではなく、国の低い基準を引き上げてもらわないと人も雇えないし運営も大変な状況になります。さらなる運動が必要です。
いっぽの家職員 新 拓治