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人間の愚かさと自然の猛威、そして、それを克服しようとする連帯と
きょうされん大会の参加は3回目となる。今回は大会参加だけでなく、その前に、長崎の原爆、雲仙普賢岳の噴火、そして熊本震災の様子を知ろうという欲張った旅だった。(水俣にも行きたかったのだが、時間的に無理であった。)
長崎の原爆資料館では、戦争を行い、しかも原爆を落とし何十万もの人を死に追いやった人間の愚かさを見せつけられた。雲仙普賢岳の噴火は収束宣言後、今年で20年となるが、火砕流、土石流の凄まじさ、直近の熊本震災の爪痕、自然の猛威の中では為すすべを持たない人間の姿も見た。
人間の愚かさと弱さというやりきれない思いをもちながらの熊本大会への参加となった。しかし、大会は、それを振り払う人間連帯の力強さを感じさせるものであった。「きょうされん」が、障害のある人たちをはじめ、弱い立場の人を排除することなく、あらゆる人と手をつなぎ、力を合わせるという人間が本来持っている姿を体現しようとしているからであろう。(大会そのものの詳しい内容は、「TOMO12月号」に譲る。)
さて、もう一つ、この旅で忘れられないことは、長崎中華街の台湾料理、熊本での馬刺し、からしレンコン、そして芋焼酎で、癒されたことである。
(コミュニティーワークこッから 坂下 伸一)