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12月9日(金)に「がんばるデー」を行いました。(毎年、障害者週間に全国一斉に要望行動と街頭署名に取り組んでいます。)県庁3階の会議室で、障がい福祉課の課長、課長補佐、主管の3人に、奈良支部から利用者、職員約30人が要望をしました。
利用者からは、「クッキーを焼くため、オーブンを入れて、給料をあげてください。」「(精神障害の電話相談)こころのホットラインは画期的だが、24時間対応の年中無休であれば嬉しい。」「今、住んでいるケアホームをみんなに使ってほしいから、広くしてほしい。トイレ一つだし、お風呂は順番待ち。」「バスの無料券は、ICOCAのように磁気カードにできないか。周りの人の目が気になり、使いにくい。」など切実で、当事者ならではの視点に改めて障害者権利条約で言う「合理的配慮」について考えさせられる時間となりました。
職員からは、「子育てしながら働けるようにしてほしい。福祉も保育も長く続けたいと志は持っていても、生活できなくて辞めて行く人が多い。」と生活者としての声を訴えました。
最後に、藤井副支部長から、「障害のある人は『制度』で暮らしているのではない。今の生活の中で暮らしている。どこに言えば解決するのか分からないようなこともたくさんある。きちんと声を聞いて施策に反映してほしい。」と締めくくられました。県からは「生の声が聞けるのは貴重。この場を大切にしていきたい。」と感想が述べられました。
その後、場所を近鉄奈良駅に移し、街頭署名を行いました。署名32筆、募金1,590円が集まりました。頂いた募金は、国会に提出する時の旅費などの活動に大切に使わせていただきます。寒い中、足を止めて署名を書いてくださった皆さん、ありがとうございました。(島耕治)