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きょうされん奈良支部では利用者と共に毎年12月に県との懇談を行っています。
去年同様「コロナ感染対応で参加できない」「職員体制がとれず、行きたくてもいけない」という事業所が多い中、利用者11人・職員5人が参加しました。
県からは課長、補佐、係長の4名が出席されました。
「マスクをいつまでしなければならないのか」「ヘルパーさんとお出かけができなくなった」「医療費が高くつくので、こまっています」「(4月から)近鉄電車が値上がりしたら行きたいところに行けなくなる」「グループホームに街灯がないので、階段を上る時に懐中電灯を使っている。明るくしてほしい」「虐待があるとこわい。なくしてほしい」「しごとをたくさんしたいです。」「マイナンバーカードがよくわからない。もっとわかりやすい説明の文章をつくってほしい」など仕事と暮らしにかかわる大切な要望が出されました。≪利用者談≫
65歳問題について県で実態調査を求める発言がありました。
また、現在パブリックコメントを募集している「(仮称)奈良県障害のある人及びその家族等に生涯にわたりつながり続ける障害福祉の推進に関する条例」に関し、条例を国の法律を超えた県独自の施策につなげ、予算も確保してほしいと要望がありました。
特に、障害者権利条約を習い、利用者の声を聞き、施策に反映することをのぞみました。≪職員談≫
県からは、条例について「障害のある人がどういう人とどういう生活をしたいか」を大切に条例案を作った。そのような方向に向かっていきたいという思いを共有したいと述べられました。
コロナに関しては、世間と、感染リスクの高い事業所と、「危機感のズレ」がしんどいのだと思うという感想が話されました。
また、物価高騰に関し、このほど行われた12月議会で事業所支援をする予算が決まったことが報告されました。
懇談の後、近鉄奈良駅前に移動して街頭署名を行う予定でしたが、昨夜から舞う雪と強烈な寒波に取り組みを断念し、「これから署名がんばるぞ!」と集合写真を撮り今後に向けて気持ちを一つにしました。