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今回は、特定非営利活動法人いっぽの会、「いっぽの家」施設長の廣中和代(ひろなかかずよ)さんをご紹介します。
いっぽの家は、「聴覚障害者で就労が困難な方」や「聴覚障害に加えて知的障害を合わせもった方」のための場所です。現在、利用者の方は5名です。廣中さんは、利用者の方と話しているときが好きな時だと話します。利用者の方は聴覚障害を抱えています。コミュニケーションの手段は、「手話」です。手話は、ひとりひとり表現が違うこともあるので読み取りが難しく、意思疎通ができているのかどうかをいつも気にかけているとのことです。利用者の方に対する細やかな一面が伺えます。家では思いっきりビールを飲むことを楽しみにしているとウキウキしながら話されます。他の職員さんからも、「廣中さんは、どんなことでもサバサバしている」「男らしい」との声もあがっていました。
いっぽの家でお菓子作りや販売もできる喫茶を開きたいと夢を語ります。また、グループホームも立ち上げたいとのことです。2013年も夢の実現に向かっての準備期間に充てられるそうです。
豪快ながら周囲の気配りを忘れずに、今後の展開をイキイキと語られる姿がとても印象的でした。
廣中さん=写真 左奥から2番目