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今回ご紹介する本は、香山リカ著 『しがみつかない生き方「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』幻冬舎新書です。タイトルは簡潔ですが、中身は豊富(10のルールなので10章もあります!)で、誰にでもふと起こる気持ち「私は何のために生まれてきたんだろう」から社会問題まで幅広く取り扱い、「自分の生き方これでいいのだろうか」「なにが幸せなんだろうか」と悩む人たちに、著者は人生の先輩として、また精神科医として、様々な角度から語りかけてくれます。(ちょっと辛口です!覚悟して下さい)
故河合隼雄氏や勝間和代氏など著名人の文章や発言からの引用も多く、悩みながら、考えながら読みうちに、時代背景やたくさんの人の考え方なども知ることができます。40代なら分析しながら、20代の人なら、知らない時代の様子を想像しながら楽しむことができるでしょう。この本にはたくさんの人の考えが詰まっています。新たな発見をするもよし、自分ならどう考えるかな、と思考しながら読むもよし、著者との対話を楽しみながら読んで下さい。読み終わった後に、「自分の生き方」を見つけられるといいんですけど、ま、そこは実践しながら・・・ね。(鈴木知子)