「きょうされん」っていいなぁ、と思う瞬間。たくさんの魅力ある輝く人たちに出会えること。全国とつながること。地域とつながること。活気あふれる全国大会。切実な思いを胸に国会への請願行動。
突き詰めると、その瞬間は理念がそこはかと感じられる時なのかなぁと思うのです。
利用者が「主役」となり誰もが幸せになれる社会を作る本気の運動。その本質を誰かに伝えたい、広めたいと思える実践。利用者の姿。補助金に頼らず「あきらめない、こびない、ぶれない」経営。
ある人は、「傍観していても情勢は変わる。しかし、そこには実感が伴わない」と言います。象徴的だったのは、自立支援法違憲訴訟の勝利的和解です。「誰かがするだろう」ではなく「私達がしよう」ということが、私達自身に活力として戻ってくる喜びなのだと思います。ひとりひとりの思いや願いが、国や世論を動かし施策を変え、地域が、利用者が輝く。そのために、わたしたちは運動しているのだと思います。
奈良支部には、18の会員施設があり、2ヶ月に1回の定例会議を持ち、実践と課題をどう政策に結びつける運動につなげるための全国の福祉情勢の動向を学んでいます。
先般、奈良市「友愛バス」(路線バスの無料)継続の申し入れや事業仕分けの傍聴にも多くの利用者が参加し、奈良という地域での運動も力を入れています。たくさんの人と知恵と勇気は私達の力です。もっともっと、多くの方と「きょうされん」と共に考えていきたいと願っています。(島 耕治)