★9月14日 第2回裁判口頭弁論★
★奈良地裁初!手話通訳者を傍聴席に配置★
傍聴70席はもちろん満席。前回以上に希望者がロビーにあふれ、聴覚障害者2名も傍聴しました。
冒頭一番、裁判長が、傍聴席に手話通訳を認めること、発言の際氏名と立場を明らかにすることを述べました。裁判長自らが、被告の準備書面を要約して話したり、わかりやすい裁判をめざして努力している姿があり、法廷の中にあたたかい空気を感じました。
原告側は、代理人弁護士が準備書面をパワーポイントを使い、口頭陳述しました。今回は障害の概念、自立観を柱に、「社会的障壁を取り除くことで、自らの生き方を障害者自身が決定することが、真の「自立」であり、応益負担制度がそれを阻害している」と主張しました。
裁判後行われた報告集会には約90人が参加。原告の小山冨士夫さんは「みんなが応援してくれるからがんばれる」とあいさつし、被告(国・奈良市)側の主張内容について、佐々木弁護士が解説しました。
報告集会の後、勝利をめざすきょうされん仲間部会が、昼食をとりながら行われ、結成総会(9月26日)の準備実務や打合せを和気あいあいとしました。(勝利をめざす奈良の会事務局長 小針康子)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★きょうされん第32回全国大会in埼玉参加報告★
「いのち輝け!わたし あなた みんな」をテーマに開催されたきょうされん第32回全国大会は全国から約3500名の人々が集い、二日間の熱く活発な交流が行われました。
開会全体会では、誰もがいきいきと、また人間らしく暮らしていくことができるよう、今までも、またこれからも活動していくことを参加者の皆で確認し合いました。
また、記念公演では見ている者の想像力をかき立てるようなパントマイムショーが行われ、特別報告として、ベトナム戦争で使用された枯葉剤の恐ろしい被害についてグエン・ドク氏からの報告を受け、戦争の悲惨さと平和の尊さの両方を感じさせられました。
夕方から行われた大交流会では、おいしい料理と共に、厚労省から障害者自立支援法廃止の明言があったとのニュースが会場でアナウンスされ、大きな歓声が上がりました。
分科会では、働くことや地域ネットワーク作りなどなど、各分野に分かれて時間を押して積極的な意見交換や情報交換が行われるなど、初参加の私にとって、多くの学びの機会になり、また、集うということの大切さやパワーを感じた2日間でした。(ふれあい工房 福山陽介)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★福祉連合が統一要望書の提出と懇談会(10.13)を持ちました★
今回の総選挙の結果、民主党中心の内閣が生まれ、長妻厚生労働大臣も9月19日に障害者自立支援法の廃止を言明しました。このような中で、去る、9月28日(金)午後から福祉連合第3回幹事会がエルトピア奈良で開催されました。
そこでは、障害者自立支援法の廃案や、今後の新しい法律への展望等を論議しました。そしてこういう時期だからこそ、県内の団結をいっそう高めていく必要性を確認しあい、来年度予算関連要望書の提出と懇談会を10月13日(火)の10時半から県庁で行いました。
統一要求書は、加盟8団体から出された障害者や障害団体の切実な要求をもとにしながら、総選挙後の障害者自立支援法の廃止および新法への要望事項と奈良県内の当面する課題や要望事項の二つから構成されており、要望項目は約25項目になっています。きょうされんとしても独自要望もまとめ運動をしていくことが求められています。(社会福祉法人こぶしの会 藤井正紀)