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毎年恒例のきょうされんがんばるデーが12月20日、14:00から行われました。参加者は、県から3人、施設側からは25人で内職員は8人でした。
奈良県障害福祉課の方々に要望を伝え、県からの回答も聴くことが出来ます。
支部長から、国に要望することとして、介護保険優先原則の撤廃と2021年の報酬改定に向けて基本報酬引き上げを挙げました。県に対しては、災害時の要支援者リストの名簿化されていない障害者へのアプローチと災害時の個人情報開示のガイドラインを取り決めることや、サービス利用料の自己負担分を県独自で補助をすることなどを伝えました。
利用者部会あかつきから、国への要望事項では、65歳になっても障害者サービスを使えることや、交通費の精神障害者への拡大などを訴えました。県への要望は、医療費の窓口負担の撤廃、授産品の優先調達の拡大、障害者への偏見をなくすために障害理解を広めることなどが挙げられました。
その後自由な意見交換をしました。今回は、利用者から「役所の制度書類が難しく漢字で書かなければいけないと言われた」、「選挙の際に漢字が難しくて投票場で混乱してしまう」など、合理的配慮について考えさせられる具体的かつ今後の行政の課題を見つけられた意見が出されました。
職員からは、合理的配慮の認知を進めて欲しい、災害時に障害者が安心して避難できる場の確保や災害弱者への対策として当事者参加の避難計画作りをして欲しいなどの意見がありました。
県からの回答は、財政面から難しいことが多いが、グループホームは増加しているとのことでした。
要望活動が終わり、近鉄奈良駅前に移動し第43次国会請願署名活動を行いました。寒空の中、大きな声を出して署名と募金を呼びかけました。この署名活動は、2020年4月まで継続して行います。報酬改定で障害ある人が今以上に不便や不都合が生じないようにしたいと思います。皆様の暖かい支援をお願い致します。
(麻 まり)