~障害のある人たちの願いを大切に、顔の見える、人の育つ支部活動を~
奈良支部は結成10年を迎えました。今年の総会では、ビジョン2017を討議、今後5年間の奈良支部としての中期計画を決定しました。
2012年からの5年間は、自立支援法に対する大きな闘いの中で成果を築き、新しい法体系http://www.kyosaren-nara.jp/admin/news.php?mode=edit&id=131を創り出す希望に燃えた5年間でした。映画「ふるさとを下さい」上映運動、奈良訴訟、新法制定意見書採択運動、地域フォーラムなど、支部は着実に存在感を示し、「利用者部会」も結成されました。
一方自立支援法施行によって会員事業所の運営、体制が厳しくなって、きょうされん活動が位置づけられず退会がでたり、運動課題に追われて十分な研修が企画できませんでした。
今後厳しくなっていく情勢の下、制度の綻びは必ず噴出します。地域でひとかたまりの運動を広げることが一層求められます。NDF(奈良障害フォーラム)結成、奈良県新障害者基本計画策定や、差別禁止条例つくり、精神福祉医療拡充など地域の運動を精一杯担います。また、中南和にもきょうされんの拠点をつくり、「利用者部会」を充実させ、次代を担う人づくりをすすめる・・・これがきょうされん奈良支部ビジョン2017の柱です。障害のある人たちの願いを真ん中に、元気の出る支部活動への取り組みが始まっています。
(小針康子)