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斎藤貴男 著
『健太さんはなぜ死んだか』
安永健太さん事件とは二〇〇七年九月、佐賀市で、中度の知的障害のある安永健太さん( 当時二十五歳)が仕事から自転車で帰宅途中、不審者と間違われて警官たちに取り押さえられ、路上で命を落とした事件。警察は「保護」だったと主張したが、遺族は「逮捕」だったとして刑事・民事の両方で裁判を争った。民事裁判では、地域の安全を守る警官は、当然、障碍者への接し方を知っていなくてはならず、知っていれば事件は避けられた可能性があったことも争点となった。
目次
第一章
…事件の発生とその後の経過
第二章
…健太さんってどんな人?
第三章
…刑事と民事、二つの裁判の行方
第四章
…跋扈する優生 思想 に克つ
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発行= 山吹書店
発売= JRC
定価= 1,500 円+税