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★加盟施設紹介 すたぁと★
平成21年4月からこッから本体から離れ、就労移行支援事業が近隣の出屋敷町に新築移転しました。名称は「すたぁと」。「こッから」が原点となり、「すたぁと」が始点となるという思いが込められています。
一人ひとりの「働きたい」気持ちに寄り添って施設内での軽作業(封筒の袋詰め、新聞の折込)や企業実習に取り組んでいます。
通所者9名の内、2名が一般企業に就職し、それぞれ手帳の梱包などを行う会社と食品のサンプルを作る会社で活躍しています。また、クリーニング会社、仕出し弁当屋さんで3名が実習を行っています。
今後は、地域企業から「こんな仕事があるけどすたぁとから来て仕事をしてもらえないだろうか」と声をかけていただけるような関係を築けるよう、積極的に出かけていき宣伝したいと思っています。また、養護学校などからの実習も受け入れ、卒業後の進路を考えるお手伝いが出来ればと考えています。
まだまだ始まったばかり。たくさんの方のご意見やご指導を頂きながら利用者の思いの実現のため地域に根ざして展開して行きたいと思っています。
(就労移行支援事業所すたぁと 島耕治)
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★『障害者自立支援法違憲訴訟ってなんだろう?』★
きょうされん奈良支部は、8月28日(金)、「障害者自立支援法違憲訴訟ってなんだろう?」をテーマに奈良県唯一の原告である小山氏及び勝利をめざす奈良の会事務局の小針氏を招いて当事者向けの研修を開催しました。参加者は障害当事者約20名、施設職員5名でした。
最初に小針氏から、障害者自立支援法(以下 支援法)及び違憲訴訟について分かり易く解説が行われました。
解説では支援法の出来た背景や、新法施行後の問題点などに始まり、日本国憲法で守られているはずの『生存権』『幸福追求権』『法の下の平等』の危機等についても触れられました。
また、実際に原告になっている障害当事者の方々の写真を示しながら紹介もしていただきました。
解説をお聞きして支援法が、必要なサービスに応益負担を課し、障害があることを個人の責任に置き換えようとしていることや、地域で普通にくらしたい! はたらきたい! 社会に参加したい! そんなささやかな願いや希望を摘んでしまっている現状が良く分かりました。
続いて原告である小山氏から「訴訟運動を通じて不安になることもあるが、周りの人々に助けられながら何とか運動を続けている」「最高裁までいっても最後まで戦います!!」と訴訟運動への強い意気込みが語られました。
参加者からは「支援法のことをくわしく知れてよかった」「訴訟と聞くと難しいイメージがあるが参加して良く分かった」等の感想をいただきました。
勝訴、敗訴、和解どのような結果だとしても、訴訟運動を通じて応援をしてくれる人を増やしたり、自分たちの行動が国をも動かせる力をもつ、ということを実践している小山氏をこれからもみんなで支えていきましょう!!(ぽらりす 刀根治久)