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「こすもす」は視覚障がいをもつ人を対象に設立されました。現在では知的障がい・精神障がいなど他障がいの人も利用できます。現在、23人のメンバーが利用しています。仕事は『ものづくり』『製菓』『点字印刷』『軽作業』があります。
点字印刷の紙を使う事で、「こすもす」ならではのデザインの袋や封筒を仕上げます。『点字印刷』は、県民だよりなど広報誌や会報を点訳して発送しています。委託の中には母子手帳の点訳もあり、色々な層の人が点訳を必要としていることが伺えます。
また、今年の4月から『ぽかぽかタイム』が始まりました。仕事だけではなく、余暇・楽しみの時間として、トランプなど点字版テーブルゲームや、季節に合わせたイベントなど行なっています。趣味を広げたり自分の楽しみを見つけたり、身体を動かす時間にもなっています。
メンバーから「こすもすは楽しい」「障害があっても、ここで働ける。小遣い稼ぎになる」との声が聞かれました。「いろんな障がいの人が通う施設だからこそ、一人ひとりにあった支援を考えることが課題。メンバーと一緒に考えて、作っていけたら」とスタッフは話します。(鍵山奈緒子)