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★県に予算要望 当事者の訴えが響く要求懇談会★
12月3日16:30から、県との要求懇談会が行われました。
県からは 古市障害福祉課課長、林課長補佐、係長の3名が参加し、きょうされんからは、7事業所から34人が参加しました。
8人の当事者が次々と発言。どんなにかけがえのない思いで、事業所に通ってきているか。仕事のこと、ケアホームでの暮らしのこと、将来のこと・・・を熱く語りました。
長い非正規労働で心を壊し絶望の淵から立ち直ってきた精神のメンバーの訴えは心に残るものでした。5人の職員からも、日割り経営の大変さ、新型インフル問題、人材不足など労働条件の厳しさが語られました。
その後、古市課長が、「県も今年度、かなり丁寧な実態調査はしたと考えているものの、このような障害当事者のナマの声を聞け、実感することが多く、とても有意義だった。」と冒頭話され、続いて、要望項目に沿って、回答と感想を述べました。
就労支援問題(奈良の平均工賃は、月9861円と全国平均を大きく下回る)、暮らし・住居問題(奈良は、GHが、大変少なくなぜ伸びないのか研究している、老人のCHと比しても単価が低すぎると要望)、応益負担問題、事業所報酬のアップ・従業者の処遇改善を柱に国に要望をあげ、民主党の県地方政策戦略会議にも先頃要望してきたとはなしました。
また、県の実態調査は、障害種別ごとに、インタビュー形式を取り入れるなどして、実態をより深くつかめるように工夫したこと。工賃倍増計画のために県の清掃業務を障害者事業所に委託をはじめたり、東向き商店街に障害者雇用モデルとなるアンテナショップを開設準備していることなどをのべました。
地域活動センター・小規模問題は良い回答はありませんでした。
全体として、なごやかで、前向きな雰囲気があり、それぞれの立場で、障害者施策を拡充していこうという熱気を感じる交渉でした。何よりも障害当事者の一生懸命な発言が、県担当者の心を動かしている実感があり、きょうされんらしい良い交渉でした。
これから本格的になる財政部との折衝で、仲間たちのこの訴えが担当課の背中をグンと押してくれるものになれば、うれしいです。
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★第33次国会請願署名スタート がんばるデー★
12月3日国際障害者デーを皮切りに「きょうされんがんばるWEEK」が行われました。
近畿の2府6県が神戸元町に集結し、奈良から小山冨士夫原告らが参加、大きな宣伝カーの上で「応益負担を本当になくしてほしい!」と訴えました。神戸ルミナリエの初日と重なり、たくさんの人から注目されました。
この日、奈良支部は、雨のため近鉄奈良駅での署名行動が中止になりました。が、15:00から、がんばるデー集会を県庁展望食堂で行い、引き続く県交渉の打ち合わせをしました。(コミュニティワークこッから 小針康子)