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「明日に向かって尊い生命を切り拓こう~糸賀一雄生誕100年とこれから~障がい者権
利条約時代と今後の障がい者福祉~」と銘打った講演は、社会の仕組みが生き辛さを産んで
いると思ったことから始まる学びの原点に始まり、実践を重ねる中での確信など、いまを作ってこられた立岡さんの生きた言葉を聞けました。就学免除で社会とのつながりが社会によって絶たれていた障害をもつ人の現状を見て、作業所を開き、実践を重ねる中で「作業所は命を太らす所」と実感され、そこから働く場以外にも暮らす場を作り、今は特別支援学校卒業後に通える専攻科を作る運動をされていることを聞いて、立岡さんのパワーの源はどこにあるのだろうと思いました。きっと障害をもつ人の希望を大切に、気の付いた人が責任者という言葉の通
り、その気づきを見過ごさず、つながりを作りながら実践を重ねてこられたことが明日に繋がってい
るのだと思います。そんな力あふれる立岡さんにもしんどいときはあります。そんなときは、奈良の
薬師寺の三重塔を見に行くのだそうです。三重塔の西の塔を再建した宮大工・西岡さんのどの木も排
除しないで組み立てると結果が出るということばを紹介されて、立岡さんは人も同じだと話されました。豊かな社会は誰も排除せず、誰もが暮らしやすい社会ではないでしょうか。立岡さんの命の源泉に触れた記念講演で、明日からの力をたくさんもらえました。 (島 耕治)
支部総会では、一年の振り返り、障害者権利条約批准元年としての運動のこれからを共に考えました。
2014年度役員は、支部長:麻まり(たむたむ荘)、副支部長:廣中和代(いっぽの家)・小針康子(コミュニティワークこッから)
事務局長:島耕治(すたぁと)、事務局次長:山田歩(リベルテ)、会計:杉原郁美(コミュニティーワークこッから)
会計監査:鈴木知子(ふれあい工房)・石川由実(ひだまり)です。