2018年4月28日(土) 会場:郡山市民交流館
今総会の記念講演では、障害者権利条約について学びます。
障害者権利条約という言葉は聞いたことがある。私たちの北極星だとも聞いたことがあるけれど…。「でも、どんなことが書かれてるの?」「今、作っている最中のパラレルレポートって何?」そんな疑問に、障害のある人との対談を通して、赤松英知常務理事にお話しいただきます。支部総会では、2017年を振り返り、利用者部会「あかつき」が初めて企画した学習会や、署名活動を始め、高齢者・子育て・医療分野との連携した運動や、山間・過疎地の社会保障について学んだことなど、一年の活動を報告します。また、ビジョン2022についても討議します。
10:00 オープニング
10:20~12:10
【午前の部】
記念講演『障害者権利条約 パラレルレポートとは?』
講師:赤松 英知さん(きょうされん常務理事)
日本は2014年1月20日、障害者権利条約を批准し、2016年6月、政府は第1回「締約国報告(政府報告)」を国連の障害者権利委員会へ提出しました。一方、政府報告に対するカウンターレポートとして、 民間団体は国連・障害者権利委員会に「パラレルレポート」を提出することができます。このパラレルレポートは政府報告と同等に検討されるとされています。日本の審査は、障害者権利委員会の2020年春の会期に行われると予測されます。
そこで、障害のある人の生活実態や労働環境を利用者からのお話しを元に権利条約の条文を読み解き、実態と照らし合わせて障害のある人のねがいを語り合いたいと思います。
【学習】障害者権利条約の紹介、パラレルレポートの取り組みについて
成立過程、条約に書かれていることを学び、わたしたちの感じていることを国連に伝える手段としてのパラレポの作成状況をお聞きします。
【対談】利用者部会あかつき × 赤松常務理事
(わたしたちの こまっていること & うれしかったこと)
障害のある人が日ごろ感じていることは、権利条約ではどのように考えられているのでしょうか。
はたらく・くらす・たのしむ場面を通して条文を読み解きます。
【交流】フロアからの意見を聞きます
利用者・職員・家族などそれぞれの視点から夢やねがいを後押しする条約について意見交流を行います。
【希望】障害者権利条約を地域のすみずみ
条約をわたしたちの身近なものとするためには…?地域のすみずみに権利条約の考え方を広めていくた
めの明日からの活動を考えていきます。
【休憩・昼食】(12:20~13:10)
『夜明け前-呉秀三と無名の精神障害者の100年』の15分版を上映します。