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『未来をひらく 教育と福祉 ~地域に発達保障のネットワークを築く』
青木 嗣夫 著 文理閣
舞台は与謝の海養護学校。この1冊には歴史的背景や研究実践、障害の捉え方や運動・・・まるで歴史書を読んでいる。そのような感覚になるくらい、多くの事が書かれており、まさにきょうされんに関わる者として読むべき本だということを感じました。
さすがにこのスペースに全てを紹介することができないので、ジョイアススクールつなぎ(福祉型専攻科)の支援員として、1番心に残った箇所を紹介します。「発達の四原則」(1)発達は権利である②発達は無限の可能性を持つ③発達は要求から始まる④発達には集団が必要である。今一度皆様にも関わりのある障害を持つ方を思い出してみてください。なるほど!と思うことがたくさんあるはずです。私は「そうそう!」と声に出てしまうほどでした。人の成長と発達はとても重要な関係を持っています。この文章を読まれた方、是非、この本を手に取ってみてください。今のあなたの考え方を1歩、いいえ、10歩ほど先に進めてくれるでしょう。
(杉本 圭)