6月28日、きょうされん奈良支部は友愛バス事業の継続要望活動を行いました。奈良市では、障害者手帳を持っている人に奈良交通のバス乗車が無料になる(奈良市内のみ)友愛バス優遇措置事業を行っています。この事業が奈良市の事業仕分けに上がりました。バス運賃の無料は、所得保障のない障害を持つ人にとって医療機関への通院や施設への通所、また余暇活動にバスを利用するなど、生活に欠かせないものになっています。また奈良市内無料事業が見直しとなることで、県内バス料金半額優遇措置にも影響を及ぼす可能性もあり、障害者にとって、益々外出の機会を減らすことにもなりかねません。
きょうされん奈良支部は、
1.友愛バス優遇措置事業を平成22年度奈良市事業仕分けの対象外とすること。
2.今後も本事業を継続し、より一層の充実をはかること、を奈良市長宛に要望すること。
の2点を記した障害福祉部長に要望書を手渡しましました。
他の障害者支援を行っている数団体からも同様に事業仕分けから友愛バス優遇事業を除くよう、また本事業を制度化するようとの要望が行われました。
7月3日、仕分け事業がおこなわれました。傍聴しようと施設利用者も多く来られました。会場に入りきれない方々のために急遽廊下にスピーカーが設置されることとなりました。今年度については友愛バス優遇事業は継続することとなりましたが、今後もこの事業について継続されるよう見守って行く必要性を感じました。(麻 まり)