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12月11日をがんばるデーとして、きょうされん奈良支部と利用者部会「あかつき」は県との懇談と街頭署名を行ないました。懇談には障害福祉課や保健予防課から4人、きょうされんから25人が参加しました。
支部とあかつきから国や県に対する要望書をそれぞれ提出した後、メンバー一人ひとりから要望の声をあげました。内容は「お母さんが亡くなったら自分は一人暮らし。生活の面で難しいことがあって、もし何かあったらと思うと不安。誰に相談したら良いかも分からない」「ショートステイはいつもいっぱいで体調が悪くなると、入院しかない。受け入れ先を増やしてほしい」「障がい年金受給の診断書が1枚1万2600円。毎年更新するため、負担が大きい」「一人暮らしができるくらい、お給料が欲しい、仕事が欲しい」などでした。
土井敏多障害福祉課長は「県内企業に対して障害者雇用の実態調査を行ないました。その中で『当事者と企業とのマッチング』が必要だと浮かび上がってきました。実習制度や施設外就労などに力を入れ、また福祉就労の面では授産商品の販売先拡大や施設外就労にも支援していきたいと思います。そして、障がい者理解が進むよう考えていこうと思います」と言及しました。
このような場を今後も続けて持ち、障がい当事者の立場に立った制度つくりを、行政も一緒に考えてもらいたいと願います。(鍵山奈緒子)