今回初めて参加させていただいたが、「ディーセントワーク」や「社会的雇用」といった、今までに聞いたことだけはある言葉が魅力的に話題の中で出てきていたのが、非常に印象的であった。
特に、滋賀の方が職場の中でディーセントワークとは何かについて語り合った結果、(1)自分の力が発揮できるか、(2)十分な給料が保障されているか、(3)主体的な労働であるか、(4)社会に役立っているか、(5)自分が評価されているか、であったという話を聞いた時、自分が働く理由とそのまま重なることに気付き、ディーセントワークという言葉がすごく身近になった気がした。他にも、「給料は展望台と一緒で、上がれば上がるほど見える景色が変わってくる。」とか、「就労継続B型利用者が罪を犯した時の新聞報道では、その方の職業は『無職』と記載されていた。」という言葉が印象に残った。今後の自分や施設のあり方を考える上で、大いに参考になった研修であった。(新谷和博)