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2026年6月16日~17日に東京で行われた支部長・事務局長会議において、その前週にニューヨークで行われた締約国会議に藤井克徳専務理事、渡辺事務局員が参加した報告会がありました。
国際連合本部で6月9日~11日に開催された「第19回障害者権利条約締約国会議(COSP19)」は、「条約採択から20年」を
全体テーマに、次なる実施段階に向けた議論が交わされました。
際立つ高い批准率の一方で、アメリカは未批准
アントニオ・グテーレス国連事務総長は演説の中で、同条約が現在「192か国と
1つの地域機関」によって批准されている実績を強調しました。この「90%以上の
国が批准」という数字は、他の国連の人権条約機関と比べても極めて高い批准率を
誇り、国際社会の強い連帯を示しています。しかしその一方で、世界のリーダーを
自認するアメリカがいまだにこの条約を批准していないという大きな課題も改めて
浮き彫りとなりました。
「部屋の中に入ってきたが、入り口に」――尊厳を求めて
会議では、気候変動や紛争などの危機下で障害者が真っ先に被害を受ける現状へ
の懸念が示され、暴力の根絶や政治参加が主要論点となりました。
その中で、障害者権利委員会のキム・ミヨン委員長は、障害者が置かれている
現状を「部屋の中に入ってこられるようになったが、入り口にとどまっている」
という言葉で表現しました。社会の「部屋」には招き入れられたものの、依然として社会の中心や意思決定の場には進めず、入り口付近で取り残されている実態を鋭く
突いた言葉です。単に意見を聞かれるだけではなく、自ら政策を主導する「私たちのことを社会抜きに決めないで」の精神の具現化が強く迫られました。
今回の会議のキーパーソン/大阪での全国大会へ
国連の舞台で世界に向けて力強いメッセージを発信したキム・ミヨン委員長ですが、今年(2026年)9月に大阪で開催される「第49回きょうされん全国大会in大阪」において、特別報告を行うことが決定しています。国連の最前線で議論をリードするキムさんから直接、世界の潮流とこれからの課題を聴くことができる大変貴重な機会となる予定です。